GrassrootsPowderSurfingの各モデルはそれぞれ特性があります。乗り味やコントロール性能…モデルごとの持ち味が違っています。
直進性の高いもの、スピード重視のもの、細かいターンが得意なもの、ロングターンに優れたモデル…
マッシュやギャップを飛んだ時の着地安定性が優れたものや、オーリーをしやすいモデルもあります。
それぞれの特性はもちろん板のシェイプ(形状)によるところが大きいのですが、それ以上に3Dソールの立体形状がそれぞれのモデルの性能に大きな違いをもたらします。
つまり、各モデルのソール形状はすべてモデルごとに違っています。
コンケーブのきついモデル、その逆にメロウなコンケーブのモデル、キールの長いもの、フラット面積が広いものとモデルごとにソールデザインが特徴づけられています。
2007年にスタートした当初のGrassrootsPowderSurfingも試行錯誤送り返していました。(実際に見た人は確実にそう思うと思いますが)間違いなくこのジャンルのベストライダーであるオーナー/シェイパーのJeremy Jensenはその滑りのパフォーマンスの凄まじさだけではなく、開発者としても優れた資質を有していました。それは才能というよりは、彼の情熱と言ったほうがいいかもしれません。
高い技能からのみ得られうるフィードバックを彼は自らの板の開発に、その情熱をもって注ぎ込み、テストと開発を繰り返した中から3Dソールは誕生しました。
およそ10年の期間を経て生み出された彼の3Dソールは、その10年の間に彼が行ってきた様々な実験…細い木材でエッジを作ったり、ソールに溝(チャンネルとかいうんでしょ、今は)を切り込んだり、サーフインのように小さな三角形のフィンを取り付けたり…様々な試行錯誤と(ちょっと変態的なくらいの)膨大なライドタイムの中から誕生した革命的な発明と言えるでしょう。
12年間、あくなき努力とハードワークの結果生み出された…このPowsurf【和名:雪板】はこのジャンルのオリジナルであり、のちに製品、DIYともに多くのコピーとフォロワーを生み出します。
(ついでに…かっぱらい、恥知らず、モノマネやパロディまで生んでしまいますが)
そのGrassrootsPowderSurfingの現在をぜひご体感していただきたく、今年は試乗ボードも多めにご用意しています!
お店で見ていただければ、それぞれのモデルのそれぞれの3Dソールの特徴及び、各モデルの特性をしっかりご説明いたします!
まずは是非お店で手に取って違いを感じてください!
CDC 3-Dimensional Base/Ultimate performance, feel and float for directional powsurfing.
GrassrootsPowderSurfingの特許取得済みの3Dベース技術は、パフォーマンス、コントロール、ボードのフィーリングをネクストレベルに引き上げます。流体力学、サーフボードシェイピング、10年以上にわたるパウサーフィン経験の影響を受けて、ボードの浮動性、スピード、コントロール性、各モデルのキャラクター性をさらに高めたベースデザインを開発しました。木製のプロトタイプでこれらのデザインを数年にわたり実験し、改良した後、3Dベースデザインは高品質のp-texベースで利用できるようになりました。グラスルーツ・パウダーサーフィングから期待される最高のグライド、最高のワックス吸収性、優れた耐久性を提供します。
GRASSROOTS POWDERSURFING 2018/2019-WINTER
店頭ストックは、ネットショップから全てソールのグラフイックを選んでいただけます!
Slasher 140㎝-3D 140㎝/Narrow -3D 120m/Youth Slasher-3D
Barruda 140cm /Narrow-3D
Flying Carpet 140m-3D ,150cm-3D
Caddy 150ccm-3D
Stealth 145m-3D
UngiBungi Leash(SNOW SKATEや雪板にもどうぞ!)
エクストリーム・グリップテープ!
ここからは個別注文モデルです!(納品=オーダー受注後:2~4週間)
HM-BLACKやエキッゾチックウッド、スプリットも個別注文可能です!(デフォルトでソールはBlack)
通常モデルはソールのグラフイック指定は、ネットショップからはできません。
店頭でご注文の場合はグラフイックの指定について可能な限りお答えしますが、GRASSROOTSにソールの在庫がない場合は【お任せ】になります。どうぞご理解ください。
殺りく兵器! メガロドン!
尻軽女!パウダースラット!(ナローワイズもあるよ)
ナローワイズではないレギュラーワイズは個別注文! バラクーダ150cm!
そのほかのモデルもすべて取り寄せは可能ですので、お問い合わせください。
12 Years Old!
Since 2007!
Original and The Best Powsurf!
さて、先程も触れましたがJeremy JensenのPowsurferとしての実力の凄まじさはYotubeなどの動画からもうかがい知れると思いますし、2度の来道でその滑りを目撃した人は無論ご存知の事と思います。
そのぶっちぎりのスピード、タイトなコントロール、溢れるスタイル、フリップやショービットなどスノースケート的な動きもあの板でこなしちゃうし、とんでもないマッシュ畑での飛びや、あり得ない斜度の雪崩止めを滑り降りてきたのも驚きでした、でかく飛ぶときの飛距離も異常でした!
もちろん、当たり前ですが、ビンディングはありませんし、板にはエッジもフレックスもありません!
どこの会社とは言いませんが、自社のボードのアピールのため、足と板にマグネットを仕込んで、でかいクリフを飛んでどや顔の動画もあったりしますが…
Jeremy Jensenの実力は間違いなく本物で、このジャンルのトップというのは間違いのないことだと思います。
GrassrootsPowderSurfingとともに、黎明期からPowsurfの世界を世に広めたAsmoやSharkの他にも、ヨーロッパのスノボードメーカーのPogoやコンボイもおもしろいPowsurfをリリースしています!
(JONESとBURTONはいろいろあれなんで、ここでは触れないでおきます)
日本では【雪板】という言葉を広めた芽育の五明さんが第1人者で、DIYスタイルもここから広まっていきました。
GrassrootsPowderSurfingは2007年にスタートし、僕らがGoInsaneで取り扱い始めたのが、2011年からでした。最近までは【その違い】から【雪板】と言われることがすごく嫌だったんですが、最近はもうめんどくさくなって…『雪板ですか?』と聞かれたら『ああ、似たようなもんです』と返答しています。
まだ足し算と引き算しか習っていない小学生に、方程式を解けと言っても無理でしょうから、いつか知識が追い付いたら、きっとわかっていただけるかなと思います。
さて、先に挙げた方々以外にもビルダーとして尊敬できると同時にCoolなPowsurfを生み出している方はたくさんいます!僕は決して雪板が嫌いだとかって事では全然ないです。
NaturalDriftの遠藤さんのオリジナリティ溢れるそして美しいPowsurf、T&Iサーフショップのオリジナル(蛇柄にはマジやられました)、DIYで作られている方にもカッコイイだけでなく乗って面白い板を作っている方も多く存じ上げております。最近見たSolidSkateの折原さんのカラーリングと仕上げもさすがの一言でした。
良い面も微妙な面もありつつ、Powsurfが広まってきたのはいいことだと思うようにしています。
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